消化活動をサポートする消化酵素|ダイエット6

健康的に痩せるために、肝臓と膵臓の負担を減らせばよいと前回はお伝えしました。そして、それらに最も大きな負担を与えているのが消化活動でしたね。

今回は、消化活動をサポートする消化酵素についてお伝えします。

酵素ってなに?

では、酵素とはいったいどんなものなのでしょうか?

生物の細胞内で合成され、消化・呼吸など、生体内で行われるほとんどすべての化学反応の触媒となる高分子化合物の総称。その種類は多種多様で、化学反応に応じて作用する酵素の種類が異なる。酒・味噌の醸造をはじめ、食品工業・製薬工業に広く利用される。

辞典より

つまり、酵素はたんぱく質の一種で、体の中のあらゆる反応になくてはならないものであり、体の活動のすべてをサポートをするものです。

この大切な酵素ですが、一生のうちに生産することができる量が決まっています。しかも、歳をとるにつれだんだんと作られなくなってきます。だからこそ、できるだけ体内の酵素を消費せず、外から補うことが大切です。

体内活動の中で最も酵素を消費しているのが消化活動です。食べ物の消化・分解は腸自体が行なうのではなく、酵素が行ないます。ですから、食事を見直すことによって、酵素の消費を抑えることができるのです。

消化に使われるのは胃酸だけではない

生の野菜を消化するのには、胃酸も酵素も使われません。野菜の細胞を分解する消化酵素がないからです。そして、果物は果物自信がもつ消化酵素で自己消化します。つまり、生の野菜や果物は、胃酸や酵素がなくても栄養を吸収できるのです。

では、加工品や調理されたものはどうでしょうか?

酵素は熱に弱く、調理されたものは酵素が死んでいるので、自己消化はできません。胃酸で消化する必要があります。

ところが、体は加工食品を食べ物だと認識しません。そのため消化酵素は分泌されず、消化のほとんどが胃酸で行われます。現代では調理品や加工食品を食べることが多いので、消化は胃酸がするのが当たり前となってしまったのです。

しかし、本来胃腸は微量な胃酸にしか対応できないのです。なので、歳をとり酵素が不足してくると、消化器官の負担が増え続け、胃もたれや胸やけが多くなってくるのです。

このように、人間は本来加工品を食べるようにはできていません。動物と同じように、基本的には「生」のものを食べるようにできているのです。

ですから、生の食品から酵素を補い、調理品や加工品をできるだけ減らした方がいいのです。そうすれば、最も酵素の消費が高い消化活動で、酵素が無駄に減ることなく、肝臓や膵臓の負担も減らすことができます。

とはいっても、美味しく調理されたものを、家族や仲間と楽しむことはとっても大切です。食事を楽しみつつ、胃腸に負担がかかる食品と、サポートする食品のバランスをとり、1日のうち1食を野菜や果物のみにして酵素を外から補い、胃腸の負担を減らしましょう。

Point💡

生の食品から、酵素を補おう!

酵素をサポートする酵母

酵母は、酵素を作り出す母体となる生きた微生物です。

熱や酸に強いので、生きたまま腸まで届き、腸で酵素が活動しやすいように、環境を整えてくれるのです。

この酵母の中でおすすめなのが、玄米を発酵させて作る万能酵母です。この万能酵母は、その名の通りさまざまな仕事をしてくれる優れものです。

DNAの修復や体内の常在菌のバランスを整えてくれ、美容や健康にもいいのです。

万能酵母

堂園仁さんという方が、各地で講演活動を行い広まりました。私も7~8年ほど前に参加して、その当時は自分でもワークショップを開いていました。

今では本が出ており、詳しい作り方も載っているのでおすすめです。

『最強の菌活! 玄米でプチ発酵 万能酵母のつくり方』堂園仁 著

ワークショップを開いていたときの資料(PDF)をプレゼントします。
(※ 当時の配合なので、最新のものではありません)

公式LINEのトークで【万能酵母】の4文字を送信してください。


しっかりとした体の土台を作るための条件は3つでしたね。

1.デトックス
2.栄養
3.循環

次回は[1.デトックス]の最終回として、プチ断食についてお伝えします。

投稿者プロフィール

ほしの りか
ほしの りか
憧れを失った砂漠のような世界や心に、希望の虹をかけることが使命。
ジェネラリストタイプなので、なんでもそつなくこなします。