人間には生まれながらにしてリズムを感じる力が備わっています。
日が昇り日が沈むという1日のサイクルの中で暮らしていますし、そもそも、自分でも呼吸や脈といったリズムを刻んでいます。
ですから、本当は誰でもものごとを進めるにあたって、いい波をとらえることもできるはずなのです。
ところが、実際はどうでしょう。たいていの場合、チャンスを逸したり、時期尚早だったりすることのほうが多いのではないでしょうか。
いつもならこのあたりで、 「宇宙のリズムに乗るには◯◯すればいい!」といい切ってしまうところですが、今回はめずらしく引っ張ります。
まず、うまくリズムに乗れない原因を考えてみましょう。
せっかちだったり呑気だったりという性格上の問題が影響している場合もありますが、実はもっと大きな原因があるのです。
【 A 】を望むことによる、【 B 】に対する恐れ
A、Bそれぞれに入るものが思いつきますか?
正解はA=安定、B=変化です。当てはめて読んでみてください。
誰でも多かれ少なかれ、平穏無事な日々を願っていることでしょう。そのため、変化は望ましくないこととして敬遠されてしまうのです。
しかし、リズムの法則が伝えています。
この宇宙では、すべてのものがリズムを刻んでいて静止しているものなど何一つない。
あれ?
当然、人間も含まれているわけですよね。だったら、違和感があって当然です。
すべてのものが変化(進化)していくのが宇宙の真理なのに、安定を望むということは宇宙の法則に逆らっているわけなんですよ。
そんなつもりはないのに、最も軋轢を感じてしまうことを自らしていることに気づいている人は少ないようです。
子ども時代を思い出してみてください。どういうわけかことがうまく運んで順風満帆だった経験がありませんか?
「あの頃よかったよなあ」 とつい思ってしまう時期が誰でもあると思います。あの頃って、無意識に宇宙のリズムに乗ることができていたわけです。その当時と今のあなたの決定的な違いは?
ずばり、変化を恐れていたかどうかです。
つまり、誰でもリズムに乗ることはできるのに、最初の一歩が踏み出せないことが原因なのです。
問題があるので、何によってなのかは伏せますが、いつの間にか洗脳されてしまったんですよ。統制されたといってもいいかもしれません。
将来を見据えて安定した人生設計をすることがあるべき姿だ
などという幻想を植えつけられてしまったのです。
「この宇宙によいも悪いも存在しない」ということを気づかせないための人民統制ですね。支配層にとっては、冒険心を失った人民を飼いならすことほど容易なことはありませんからね。自分の人生は自分で創っていることを思い出し、変化を恐れることをたった今やめましょう。
荒波を乗り切る力は誰にでもあります。欠けているのはそれを恐れず漕ぎ出す勇気なのです。
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