以前、ドラマを観ていたときのことです。
かなり背の高い外人さんが出演していました。2m近くあったようでした。
あるワンシーンを目にして気づいたことがありました。日本の家屋の中を歩いているシーンでした。
廊下から部屋へ移動する際に、梁に頭をぶつけないようにかがむシーンが何度もありました。とても背が高いので当然のことですよね。
ですから、「あそこまで背が高いとかえって気の毒だな」などと思って、つづきを観ていればよかったのでしょうが、とても面白いことに気づいたので記事にすることにしたのです。
では、彼自身はどう思っているのでしょうか?
- そのまま進むと頭をぶつけそうだ
- ぶつけると痛いに違いない
- かがんで避ける必要がある
毎度まいど、そんなことを思いながら、部屋の中を歩いているのでしょうか?
そんなことはありませんよね。そんな生活をしていては、身が持ちません。
これまで生きてきた中で習慣づいているパターンがあるはずです。こんなところを移動するときは、こんな感じでというふうに。
つまり、毎回ぶつかるかどうかを判断して行動しているわけではないのです。自然に、無意識に、つまり、考えずに行動しているということから、大きな気づきが得られました。
「だったら、僕たちにも同じことができるのではないか」と思ったわけですよ。
実際にはぶつからない高さの梁にぶつかってしまうほど、身長が高いとイメージしてみるのです。
本当にぶつかって痛い思いをくり返したりしませんから、実際にはなかなか大変なことです。つい忘れるし、長続きしません。まさに自分との闘いですね。
でも、この大変なことをやってのけると、とても大きな恩恵があるのです。
自分の頭の天辺がそんなに高い位置にずれたなら、当然目の位置も高くなるじゃないですか。それが重要なポイントです。
そんなに高い位置から眺めたら、実際の自分の姿を上から眺めることができますからね。
あなたも今すぐやってみてください。
自分の頭の50cm上に目があると思ってみましょう。そこから眺めたら、今見ている光景がどう変化しますか?
角度が変わるでしょうし、見えなかったものが見えたりするかもしれませんよね。そして、ちょっと下を向けば、自分自身が見えるはずです。
それにより、「あ、今自分はこう感じたな」と
自分の感情を客観的に見る
ことができます。
これを意識していると女性性を開くコツがつかめてきます。…なんていわれても、「では、やってみます」なんてなりづらいですよね(笑)
そこで、ここからはその実践方法と
- 不愉快な思いをしなくなる
- ストレスがなくなる
- 争いごとが起こらなくなる
秘密についてお伝えしていきましょう。
早速、方法についてお伝えします。
真っ先にすることは、何かに対して何かしらの感情を持ったとき、その何かからすぐさま意識を外すのです。そして、そう感じた自分を意識の対象にします。
視点を切り替えるという感じですね。
これだけで、とてもうれしい効果があります。日常の例で見てみましょう。
たとえば、
あなたがパートナーと話をしていました。
前の日に、必要だと聞いていたものを気を利かせて帰宅途中に買ってきたあなたは、得意気に相手に差し出しました。
それを見た途端、相手の口から意外な言葉が。
「もういらなくなったのに。なんで勝手に買ってくるんだよ」
それを聞いたあなたは、思いました。
(せっかく気を遣って買ってきたっていうのに、そんな言いぐさはないでしょう)
この例では、気を遣うという行為がそれぞれの立場で正反対の価値になっているのです。
- 勝手に行う無駄な行為
- 相手のためになるよい行い
これでは、いつまで言い争っても決着はつきません。
自分はそう感じた。でも、他にいくらでも感じ方はある。
この一呼吸おく態度が重要です。
- 買ってくる前に確認するべきだった。
- 無駄なものを買ったことだけを問題にしているのであって、気を遣ったことが否定されたわけではない。
ここで注意していただきたいのは、「だからどうだ」という判定をしないということです。
彼の発言が気遣いがないと感じ腹を立てた自分を責める
あくまでも意識を向ける対象は、そう感じた自分です。だから、ついその自分をジャッジしたくなってしまいますよね。
でも、それでは攻撃対象を替えただけです。その事象に気を取られてはいけません。つまり、
ただ、そのまま受け取る
ことが大切なのです。
「こんなことを思ってはいけない」
「これはよくない考え方だ」
という見方をしないことが大切ですよ。
相手の
「もういらなくなったのに。なんで勝手に買ってくるんだよ」
という言葉が、よいか悪いか、正しいか誤っているかなどということに答はありません。そんなものは単なるお題に過ぎないのです。
たくさん選択肢がある中で、あなたはその一つの感じ方を選んだという事実があるだけです。
あなたは、よくも悪くもない→責める必要はない
このように、あることに自分がどんな感情を抱くのかを客観的に見ることが大切です。それが両性の法則を最大限に活用するテクニックです。
そして、そのためのコツが対象(視点)を変えることなのです。
くれぐれもお忘れなく。お題に意味はありませんよ。
すべてあなたが色づけしているのですから。
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