それって本当にお得ですか?

レギュラーコーヒーを飲むようになり、もう30年以上経ちました。二十代の頃は専らインスタントでしたが、一度その旨さがわかるとやめられなくなりました。

この場合、うまさが違うというレベルではなく、完全に別物ですね。

とはいえ、インスタントコーヒーにメリットがないわけではありません。きちんと、「手間や時間がかからない」という大きなアドバンテージがあります。

この例のような場合は問題ありません。ところが…。

職人に聞け!

今どきは100円ショップで工具が買えますよね。応急処置やないよりはマシという場合なら助かりますが、ハッキリいってひどい作りです。

何千円もするものが100円で手に入るわけがない、という暗黙の了解があって初めてまかり通るのであって、正規品があの作りだったらすべて返品されてしまうことでしょう。

でも、先ほどのコーヒーの例と同じで、問題ないのかもしれません。

その分安いわけですから… なんてことは口が裂けてもいいません

なぜかというと、

あ、その前にちょっとだけ、おさらいです。

  • レギュラー … 高価 → その分美味しい
  • インスタント … 美味しくない → その分手間がかからない

これに対し

  • プロショップの工具 … 高価 → その分精度が高い
  • 100円ショップの工具 … 精度が低い → その分[???

あなた、???に入るものを思いつけますか?
「手間がかからない」に相当するメリットらしきものがありますか?

「安い」を思いついた方は、ものすごく危険な状態です。

錯覚に気づかない人たち

  • インスタントコーヒー
  • 100円ショップの工具

この二つの例を挙げたことで、なんとなく違うなと感じていただけたでしょう。

どちらも安いのは当たり前で、そのことはメリットでもなんでもないはずです。なのになんとなく納得してしまっています。

コーヒーの場合はといえば、「安い」こと以外にきちんとメリットがあるじゃないですか。でも、工具の例では何もありません。

プロ仕様のものより軽い、手によく馴染む、作業効率がよい、といったことがあるわけありません。

では、もっとハッキリわかる例を一つ。

  • 高いけれど、甘くて美味しいメロン
  • 安いけれど、味が薄くてまずいメロン

食品などはほとんどそうでしょう。個人の好みの話は抜きにして、ふつうは美味しいものほど高価です。

この際の選択の基準に落とし穴があります。

「そこまで美味しくないけど、安いからいいか」

同じ金額でたくさん手に入れられるということから、これを言い換え、「そこまで美味しくないけど、量が多いからいいか」と妥協します。

大トロをやめて赤身にしようなんていう場合がこれにあたります。

では、いよいよ、ショッキングなお話を。

なんと正反対? 知りたくなかった…

「まずいメロンでも、ある一定量を超えると美味しくなる。だから、安くてまずいメロンをその基準を超えるまで食べることにしている」

そういう人には何もいいません。暖簾に腕押しですから(笑)

量が多いことはメリットではないことに気づいてください。ましてや、まずいとか精度が低いといったそのものの欠点の埋め合わせには決してなり得ません。

それどころか、正反対で、真逆で、デメリットにしかなり得ないのです。

考えてみてください。
量が多いってことは、

まずいものをたくさん食べなければならない

ということですよ。

使いものにならない工具をたくさん持たされるんですよ。

多ければ多いほど不都合じゃないですか。どこがメリットでしょうか?

少ないほうがはるかに幸せですよね。

「うわ! まずくて食えない」といいながら、たくさん食べたがる人以外には納得していただけるでしょう。

この違いに気づけば人生が変わる

結局ですね、ほとんどの人が洗脳されているんですよ。

  • 多い、大きい、長い、広い、明るい…よいもの
  • 少ない、小さい、短い、狭い、暗い… 悪いもの

というふうに。

場合により、であることはいくらでもあるはずだし、そのことにも気づいています。なのに、この呪縛からはなかなか解放されません。人類全体に対するかなり強固な洗脳といえるでしょう。

極性の法則が示すように、この宇宙によい悪いはありません

何かを選択する際には、次のことに注意してください。

今自分が迫られている選択は、コーヒーのパターンなのか、工具のパターンなのか?
要するに、きちんとメリットがあるのかないのか?

そして、注意点は多いことはメリットではないこと

  • 多い≠メリット
  • 多い≠お得
  • 多い≠アドバンテージ

多いこと以外にメリットがなかったら、それは不都合や苦痛しか生み出しません。

どんなに多くてもどんなに安くてもクオリティの違いは消えてなくなりはしないのです。

つまり、多いもの安いものを選んだ瞬間に大損をしているわけです。

-(マイナス)を何倍しても答えは+(プラス)になりませんよね。子ども時代に学んだことがこんなところで役立つのです。

あなたは人生で大損をしていませんか?