上空を飛んでいる飛行機がいきなり墜落してきたり、目の前の地面に亀裂が入り地の底に転げ落ちてしまうようなことは、とりあえず除外します。
要するに、あなたの人生が終りを迎えてしまうような事実は無視して考えるということです。
あくまでも、人生というものが無事に継続していく場合に限ります。そうでなければ、話自体が始まりませんからね。
さて、あなたの人生は事実に影響を受けているとか、事実と関連があると思っているなら、このあとの話はかなり衝撃的なものでしょう。
まず、簡単な例を挙げます。
- あなたには遠距離恋愛中の彼氏がいます
- お互いのスケジュールの合間を縫ってデートの約束をしました
- ところが、彼の乗るはずだった飛行機が悪天候のため欠航してしまいました
- そのため、楽しみにしていたデートが台無しになってしまいました。
この場合、飛行機が欠航したという事実が、あなたに何か影響を及ぼしていますか?
なんて問われたら
「それは当然でしょう」
と答えたくなるでしょうが、チョットだけお待ちくださいね。
この場合、飛行機の欠航が決まった瞬間に、デートがなくなってしまったという事実を知ったのでしょうか。
そんなことはありませんよね。
彼から連絡が来たりして知るのが普通でしょう。
ということは、連絡が来るまでの間は一切気にも留めていないことになりますよね。
あれ?
飛行機は欠航してしまったんですよね?
彼が来られなくなってしまったのも事実です。どうして、平気でいられるのでしょう?
そう、知らないからですよね。
つまり、
事実はあなたに何の影響も及ぼしません
知ってはじめて影響があるのでしょうが、知ってしまった瞬間それは事実ではなく、現実に変わってしまいますし。
どういうことかというと、知るまでは単なる事実だったものが、あなたに色づけされることで現実になってしまうのです。
だから、影響を及ぼしているのは、現実だということになります。
それでは、次の質問に実際に答えてみてください。
つい、見てしまうでしょうから、回答はわざと小さい文字にしてあります。
【質問】あなたにとって飛行機の欠航が問題なのですか?
あなた:「いいえ、彼が来られなくなりデートがなくなってしまうことです」
【質問】では、飛行機の欠航をニュースで知ったとしましょう。でも、彼が偶然仕事の都合で、前日にこちらに着いていたとしたらどうですか?
あなた:「そのことを知らなければ、やっぱりガッカリします」
【質問】おかしいですよね?
飛行機は欠航したが彼は到着しているというのが事実です。なぜ、ガッカリするのでしょうね?
あなた:私の中では、飛行機が欠航して彼が来られなくなったというのが事実だから…でしょうか?
【解説】よくわかりましたね。
ただ、正確には、それは事実ではなく現実です。
- 事実…彼は到着している
- 現実…彼は来られない👉あなたに影響を及ぼす
やっぱり、あなたに影響を及ぼしていたのは現実でしたね。
飛行機が欠航したという事実を、彼が来られなくなってしまう原因だととらえたのは、紛れもなくあなたです。
このように、欠航が決まった瞬間に、あなたに何かが降りかかってきたりはしないのです。
欠航 👉 来られない 👉 デートなし
これは紛れもなくあなたがつくった現実です。
違うものもつくれたはずですよね。
まとめます。
あなたの人生は、事実にあなたの見方を貼りつけてできた現実というものが左右している…投影の法則
あなたが見るこの世界のものすべてに、あなたの見方が映し出されている…映し鏡
あなたと同じ人間である他人を見れば、あなたという人がわかる…他人は自分の映し鏡
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