「本当なのか?」という表現でおわかりのように、僕は「そんなことはないんじゃないか」と思ったわけです。そこで、早速調べてみたところ、とても面白いことがわかりました。
こうなると普通は、「その興味深いことをお伝えします」と続くものですが、この記事は違います。
もちろん、その件についてお伝えしますが、それが本題ではないのです。
人間はいかに簡単に洗脳されてしまうのか
を証明することがこの記事の目的です。
それでは、早速その興味深い事実についてお伝えしていきましょう。
まず、調査範囲について。
- 過去60年間の7月7日の計60日間
- 地域は東京都
- 時間帯は15時以降
では、早速結果から。
雨マークの数は、60年間で
15個
でした。
(※ 参照データ:goo天気)
これは降水量1mmのような、ほんのちょっとでも雨が降った日を含んだ数値です。ちなみに、15時以前だともっと少なかったです。
15÷60=25ですから、25パーセントということです。たった4分の1ですね。
おまけに、その15日の中で1日中雨だったのは7日しかありません。半分にも満たないわけです。全体の約11パーセントです。
1日中雨の七夕って、そんな程度しかなかったわけです。
さらに、考えてみたらこの時期は梅雨の真っ只中ですよね。なのにこの少ない数値は逆の意味で驚きではないでしょうか。
「どうしてこんなに降らないの?」ってね。
さあさあ、こんなに降らないことに驚くどころか「七夕は雨が多い」なんて思っていたあなたへ一言。
人生の99パーセントは思い込みでできています。
ここで、「世間で言われていることって、意外と当てにならないものなんだな」と思い、知らぬ間に洗脳されていたことに気づいて終わる。
という展開が普通のパターンです。
でも、このブログは違います。
さて、そろそろはじめに予告しておいた、「人は簡単に洗脳されてしまう」ことについてお伝えしましょう。
まず、この記事のタイトルを思い出してください。
七夕に雨が降ることが多いのは本当なのか?
そんなふうに言われると、
- 一般的にそう言われているのだろう
- 世間ではそれが普通だろう
- 多分そうなんじゃないかな
のような反応をしてしまいます。
「してしまう」という表現で察しが付くと思いますが、そうではないのです。
つまり、世間でそんなことは言われていないのです。
よく考えてみてくだい。
七夕=雨が多い
そんなことが通説でしょうか。実際には、次のように言われているだけです。
きれいに晴れて星が出ることが少ない
要するに、曇っていることが多いというだけで、「雨が多い」とは一切言っていないわけです。
さあ、あなたも次のように言いたくなったのでは?
「この記事の筆者に洗脳されてしまった」
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