「ブルーライトが目に悪い」は大うそ

はじめに、一つお断りしておくことがあります。この記事は、

ブルーライトカット眼鏡が

  • 良いのか悪いのか
  • 効果があるのかないのか

といったことを取り上げるためのものではなく、

ブルーライトが悪いものだ

などという、何の根拠もない似非情報に洗脳されてしまった方々へ警鐘を鳴らすためのものです。

Q. ブルーライトは目に悪い?

A. 悪くありません

もちろん、僕の主観なんかではありませんよ。

公益財団法人日本眼科医会

https://www.nichigan.or.jp/

によれば、

  • 液晶画面から発せられるブルーライトは、曇天や窓越しの自然光よりも少ない
  • 小児にブルーライトカット眼鏡の装用を推奨する根拠はない
  • ブルーライトカット眼鏡装用は発育に悪影響を与えかねない
  • ブルーライトカット眼鏡 には眼精疲労を軽減する効果が全くない

ということです。

そういった情報を意識して、商品の広告などを見てみると面白いことに気づけます。次の例をみてください。

ブルーライトとは?

ブルーライトとは、可視光線(目に見える光)の中でも、特にエネルギーが強い380~500nm(ナノメートル)の波長の光です。パソコンやテレビ、スマートフォンなどの液晶画面から多く発生し紫外線に近くエネルギーも強い光です。

これはある眼鏡会社のサイトに掲載されていた文面です。太字にした部分をご覧ください。

  • 特にエネルギーが強い
  • 多く発生し
  • 紫外線に近く
  • エネルギーも強い

どうですか、この表現。一言も「悪い」だの「良くない」とは言わずに、見事にそんな感じのことを臭わせているじゃないですか。

こんなのを見せる理由は、一つしかありません。「別に嘘は言ってないよ。言ってないことがあるだけ」ということです。

このぼやかした表現で

  • 不安を煽り
  • 恐れにつけ込み
  • 人びとを洗脳し

利益を貪る企業の腹黒さに気づきましょう。悪行三昧の企業に搾取されるのは、もう終わりです。

こういう展開だと、悪徳業者を弾劾するための記事に思われそうですが、違います。そんなことはどうでも良いのです。今、世間で暴露されている膨大な数の悪行に比べれば、可愛らしいものですから。

では、いよいよ本題です。

ここ最近、2時間ほど眠っただけで、目が覚めてしまうことが続きました。しかも、その後なかなか寝付けなくて、日中に睡魔が訪れるという、悪いパターンですね。

原因を考えてみたところ、思い当たることがありました。

「どうせ目が覚めてしまったんだから、寝付くまでスマホでも…」

まさにこれが原因でした。

ブルーライトが悪いのではなく、

ブルーライトを夜に浴びると良くない影響がある

ということだったのです。もちろん、前述のとおり、ブルーライト自体が悪いわけではありません。

その良くない影響とは、

寝付きが悪くなる

というものです。

ブルーライトは太陽光に含まれているわけですから、本来は日中に浴びるのが自然なのです。ですから、夕方以降にたくさんのブルーライトを浴びると、体内時計が狂ってしまうのです。

体は「まだ昼間なんだから、活動時間だ」と判断し、眠るどころか、活性化してしまうわけですね。

だから、本当に人々のためを思っているなら、恐れにつけ込むのではなく、次のような広告であるべきなのです。

夜間にスマホなどを使う方の不眠防止には、ブルーライトカット眼鏡が有効です

投稿者プロフィール

ほしのみのる
ほしのみのる高次元ライフコーチ
いつも後頭部から50cm上にいる自分を意識するようにしています。自分が見たものに反応するのではなく、何かを見ている自分を意識する生き方ですね。