買い物に行ったところを想像してみてください。ちょっと下見のつもりが、あまりにも丁寧な説明を受けたために、買わずに帰ることに気が引けてしまった。
そんな経験がありませんか?
これは、返報性の原理、あるいは返報性の法則というものによるものです。簡単にいえば、何かをされたらお返しがしたくなるという心理作用のことで、一般的にマーケティングの基本とされています。
投影の法則に関して説明する際にいつもいうことは、誰でも自分の好きなようにものを見ているということです。
同様に、この返報性に関しても、
- 上手に人を利用し(騙し)儲ける手段
- コミュニケーションの円滑化につながる手段
見る人次第で、どちらの見方もできるのです。すべてその見る人の在り方に関わっているわけですね。
もちろん、どちらかなのかは決まっているのですが、明らかにわかるようなことは少ないからです。
その際、「何かウラがあるのではないか?」と疑うのか、「ありがたい」と感謝して素直に受け取るのか、反応が変わってきます。
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