今回から体の土台作り2 栄養についてお伝えします。
栄養 ≠ カロリー
痩せるためには、「摂取するカロリーを減らさないといけない!」と思っていませんか?
いくらカロリーを減らしても、健康的に痩せなければ意味がありません。
栄養を不足させて体を衰えさせるのではなく、きちんと体を栄養で満たしてパワフルに作り変える必要があるのです。デトックスのところでもお伝えしましたが、栄養が体に入らなければ、体は栄養を欲してすぐにお腹が空き、どんどん食欲が増してしまうという悪循環に陥ります。
そもそも、栄養とカロリーとは違います。まずは、そこをきちんと理解する必要があります。
カロリーとは?
1Lの水の温度を1℃上げるために必要なエネルギー
例えば、100キロカロリーの食べ物を食べた場合、体内で「100キロカロリーの熱量が発生する」ということになります。
食べ物にはいろいろな栄養素があります。
たとえば100キロカロリーで、〔糖質が30g、たんぱく質が50g〕の食べ物の場合、100キロカロリーの燃焼をしてその栄養素を摂ります。同じ栄養素〔糖質が30g、たんぱく質が50g〕で、500キロカロリーの場合は、その栄養を摂るためには500キロカロリーの燃焼が必要です。同じ栄養を摂るために、使う熱量(カロリー)が違うわけです。
つまり、カロリーはその食べ物に含まれる栄養素を摂取するために、体が燃焼しなけれがならない「熱量」ということです。
同じ栄養素を摂れれば、カロリーは関係ないと思われがちですが、実は「燃焼」するときに、必ず「酸化」が生じます。体は「酸化」するほど「老化」します。
カロリー摂取が多い
👇
体での燃焼が増える
👇
酸化が増える
👇
老化が促進する
ですので、体にとって理想的なのは「カロリーが少なく、栄養価の高い食事」ということになります。
栄養価の高い食事を摂るとUPする体の機能
- 代謝がUPする
- 脂肪燃焼や筋肉の成長に必要なホルモン活動が活発になる
- 脳機能や心臓、肺、消化器官などの機能UP
- 便秘解消で、体がスッキリ
- 血流促進で、冷え性や頭痛の改善
実は、気をつけたいのは、カロリーより糖質
いちばん体脂肪の元になるのは「脂肪(油)」ではなく、実は「糖質」だということが分かってきました。ですから、糖質制限ダイエットが流行っているわけです。
今までのダイエットの方程式〔消費カロリー < 摂取カロリー〕 ではなくなりました。
いくら、高カロリーでも、そこに糖質などの栄養素がなければ体脂肪は増えません。
だからといって、まるっきり摂らない糖質制限も危険です。
夕食に糖質を抜くぐらいのゆるさが丁度いいといえます。
たんぱく質の摂りすぎはNG
私たちは食べたものを消化して、腸で栄養を吸収します。ですので、腸に宿便や老廃物などがたまっていると吸収率がさがります。
また、しっかりと消化分解されていないと、栄養がきちんと摂れなかったり、未消化物やゴミが腸や血液を汚してしまいます。
実はたんぱく質は体に最も必要な栄養素ですが、最も消化に負担をかける栄養素でもあります。
ですから、たんぱく質を摂りすぎると、栄養吸収率が下がってしまうので、栄養が吸収できない体になってしまいます。
栄養は、1つのものに偏らずに、バランスよく摂ることが大切だということですね。
次回は栄養価の高い食べ物とはどういうものか、マクロビオティックの観点からお伝えします。
投稿者プロフィール
-
憧れを失った砂漠のような世界や心に、希望の虹をかけることが使命。
ジェネラリストタイプなので、なんでもそつなくこなします。
最新の投稿
- スピリチュアル2024年7月5日見えない体は、宇宙を癒す?
- 健康2023年10月5日「疲れがとれない原因は副腎が9割」4.「栄養」で副腎疲労を改善する
- 健康2023年9月30日「疲れがとれない原因は副腎が9割」3.副腎疲労の一要因は腸内の炎症
- 【会員限定】2023年9月25日「疲れがとれない原因は副腎が9割」2.ミトコンドリアを活性化させる