老後が不安になりあれこれ考えてしまうワケ

この記事で言わんとすることは、よく考えれば、誰でもそのとおりだと納得できるものです。なのに、不思議なことになぜか反論したくなってしまうというものです。

ここにも矛盾がありそうですね。

ところが、これに関しては、のちほど矛盾ではないことがご理解いただけることになっています。

過去を振り返り悔やむ理由は何だと思いますか?

  • あのときこうしておけば…。
  • あんなことしなければ…。

のように思い返す理由です。

次のようなことをいう方がいるかもしれませんが、それはとんでもない誤りですのでご注意ください。

また同じ局面に直面したときに、正しい選択をするために見直しをしている

実は、人生で同じ局面は二度と訪れません

ですから、どんなに対処しても、いつか直面する場面で役に立つことはありません。つまり、無駄なことをしているわけです。

そしてもう一つ、正しい選択というものは存在しません。正しい選択とは、その時点での前提が定まって初めて決められるものです。

たとえば、懐かしい旧友たちと会うことになり、気心の知れた仲なのでラフな格好で出かけたところ、他のみんなはきちんと着飾っていた。

という経験から、「次こそはお洒落をして出かけよう」と準備しておいたら、今度は、堅苦しい席にならないよう平服でという依頼があった。

そんなものです。

予知能力がないかぎり、未来に対処するなんて不可能だということを知らない人はいないはずなのに、面白いですよね。

では、人はどうして悔やんだりするのでしょう?

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